入れ歯もインプラントの時代が到来
我が国は高齢化社会に突入しており、平均寿命が80歳を超える時代となり、おのずと入れ歯を入れる機関も長くなってきている。
そうなると、たとえ最初に入れた入れ歯がピッタリ合っていても、お口の状態の変化により2番目の入れ歯を作成する機会も多くなり、しかも2番目以降の入れ歯はだんだんとお口に合わすのが難しい入れ歯になってくるケースが増えている。
特に総入れ歯になると長期に噛めない状態で入れ歯を入れることにより骨吸収が進行し入れ歯を支える顎の骨が徐々に失われ非常に入れ歯を安定させるのが難しくなってしまう。吸収が進んで顎の骨が窪んでしまっている人や神経が上に出てきてしまっている場合には、もうどんな入れ歯も合わなくなってしまう。
下の総入れ歯の場合、舌が動くたびに入れ歯も動き非常に安定させるのが難しく、また上の総入れ歯の場合は味を感じる口蓋の部分が覆われるため不快な症状が出やすい。そのため長期に総入れ歯を使用している患者さんにとっては
① 入れ歯が安定せず、しっかり噛めない
② 外れやすく会話しにくい。食べ物が挟まる
③ 骨が不足しているのでインプラント出来ないと言われた
④ インプラントするにも本数が多いので高額になる
などの悩みを抱え込む事になる。