健口ニュースを更新【8月号】
被せ物をしたからといって油断してはいけません
歯の根の部分がむし歯になる『根面う蝕』とは・・・
歯周病が進行すると歯茎が下がってきて、歯の根の部分が見えてきます。この根の部分は歯の質が軟らかいため、むし歯になりやすく特に神経をとった歯は痛みを感じないので、知らず知らずのうちにむし歯が進行している場合があります。注意しましょう。
歯の神経も、その後の治療も、とっても大事です。
【神経の大切さ】
歯の中には歯髄といって神経や細かい血管の集まりがあります。一般的には歯の神経と言われています。この歯髄は歯の象牙質に栄養を送ったり細菌が歯の内側に侵入するのを防御する働きをします。
【根っこの治療】
むし歯が進行し歯髄にまで達すると炎症を起こし、痛みが出るため歯髄を取ることになります。
その後、歯髄が通っていた管をきれいにし、薬剤で洗浄、仮の蓋をします。状態が悪ければ、この治療を繰り返します。
状態が良ければ薬剤を詰めて密閉、被せ物の治療へと進みます。
【土台の種類】
歯髄を取った歯は、土台を作って被せ物になる場合も多くあります。
この土台にはr金属のタイプやファイバー製のものがあります。
歯髄がないと痛みを感じないため、症状が重症化する可能性が高くなります。また、歯に栄養を送れず、木が枯れてもろくなるように、歯ももろくなります。できる限り歯髄を取らなくて済むように、むし歯などは早めに治療することが歯を長持ちさせるポイントです。