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◆ どうして定期検診を受けなければならないのか?

治療後にも手入れが必要なの?

◆どうして定期検診を受けなければならないのか?

天然歯を喪失した結果として、インプラントを用いた機能回復治療が必要になりました。 治療が終了しても口腔内には、天然歯を喪失させた原因が潜在的に残っています。 さらに、その原因はインプラントへも影響を与えます。 具体的には、歯周病原性菌によるインプラント周囲炎、過大な力による骨吸収、そして、天然歯の変化、喪失に伴う力学的バランスの不調和と、治療後も荒波にさらされています。 歯周疾患は慢性疾患タイプの病体を示すといわれていますが、まさに治療終了時は、患者さんにとっても医療従事者にとっても、長いマラソンのスタートにたったにすぎないわけです。

患者さんの年齢も若く、虫歯でわずかに喪失した口腔内にインプラント補綴を行う非常にリスクの小さい場合と、過大な力と歯周病が絡んで多数歯を喪失した50歳代のリスクの大きな患者さんを比較すると、予後には大きな差があります。 自己管理と、歯科医院で定期的に変化を見つけ対応をすることを両輪として機能させないと、長期的な安定は望めないのです。

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