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口腔乾燥

こんにちは!衛生士の濱名です( ^ω^ )

暖かくなってきて、口腔乾燥(ドライマウス)でお悩みの方が多いように感じます。

そもそも唾液は、正常では1日に1-1.5リットル程度(安静時唾液で700-800ミリリットル程度)分泌されます。

唾液腺に関しては、交感神経、副交感神経の二重支配を受けており、例えば、ストレスがないときや食事時には副交感神経が亢進し、粘性の低いサラサラとした性状の漿液性の唾液が多く分泌されます。
 逆に緊張時やストレスがあるような時は交感神経が亢進され、粘稠性の高い唾液が分泌されます。

また、唾液は嘔吐中枢が活性化されて嘔吐反射が起きた場合にも多量に分泌されます。嘔吐によって胃酸が逆流して食道や口腔に入る為、唾液を多量に分泌するのです。しかし、それでも保護することが出来ず、口腔内などに悪影響を及ぼす場合があります。

 過食症や拒食症などが原因で、自ら嘔吐を繰り返す習慣のある方は、その習慣がう蝕の最大の原因になり得ます。

 睡眠中には、唾液分泌がほとんどないことから、就寝前に炭水化物を摂取して口内に残留した場合、う蝕活動性が高くなります。このことからも、就寝前の飲食が及ぼす影響の大きさが理解できます。

唾液(だえき)は、左右両側に存在する3大唾液腺である「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」小唾液腺の開口部から口腔内に分泌される分泌液である。

お口の中には、唾液腺と呼ばれる唾液の出やすいポイントがあります。
唾液の分泌を促す為に、唾液腺を刺激することを、唾液腺マッサージと言います。

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高齢になると、唾液は出にくくなります。
おしゃべりの機会が少なくなったり、お食事がお口からとれなくなったりすると、ますます口腔乾燥は進んでしまいます。
乾燥したお口を潤す方法は、ブクブクうがいや、保湿剤の塗布などいくつかありますが、唾液腺マッサージも、その方法の一つです。
唾液腺を優しくマッサージすることにより、唾液の分泌が促され、潤いのある健康なお口に近づきます。

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①お口の自浄作用が働く
②口腔乾燥の方の口腔ケアがしやすくなる
③痛み等の症状が和らぐ
④お口の周りの筋肉の緊張がほぐれ、お口が開きやすくなる
⑤唾液腺マッサージは会話をしながら行うので、コミュニケーションになる
⑥食べること、飲み込むことや、会話がしやすくなる

 と、口腔内の状態が改善された方もいらっしゃいます。

よろしければ参考にしてみてください( ´ ▽ ` )ノ

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