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ホワイトニングの安全性と副作用

ホワイトニング

<安全性>

ホワイトニングは1989年にアメリカで実用化され、すでに20年が経過していますが、この間、大きな事故の報告はなく、世界中の研究機関でも安先生が確認されています。

実用化は20年前ですが、ホワイトニングの研究が始まったのは、実は今から150年以上も前のことなのです。

当時はミョウバンや酸を使用し、歯の色素を溶かす方法が採用されていました。

しかし、これらの方法は歯にダメージを与えてしまうことから、酸に代わる薬剤の研究が始まり、現在使用されている過酸化水素を使用したホワイトニング剤が誕生しました。

過酸化水素の研究が始まったのは1884年。現在から120年以上も前のことです。

つまり、現在のホワイトニングは、120年以上も前から研究され、改良に改良を重ねて世に普及した方法なのです。

現在では、アメリカのニューヨーク大学やニュージャージー医科歯科大学、日本の東京医科歯科大学など、多くの大学や研究機関で安全性が確認されています。

ホワイトニング剤に使用される過酸化水素についても、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)やADA(米国歯科医師会)に認可され、安全なことが証明されています。

<副作用>

ホワイトニングは安全性の高い施術法として知られていますが、副作用のリスクも伴います。

ホワイトニングの副作用として最も大きなものは知覚過敏です。

知覚過敏とは、冷たいものや熱いものを口に含んだとき、歯がしみる症状のことです。

ホワイトニングによる知覚過敏は必ず起きるものではありませんが、特にホームホワイトニングの場合、歯科医の指示を無視して勝手に回数や時間を増やしたりすると、知覚過敏の症状が出やすくなります。

特に日本人は歯のエナメル質が薄いため、副作用が生じやすい傾向にあるといわれています。

通常は時間の経過とともに解消されますが、ひどい症状が出た場合は、ホワイトニングを一旦中止し、フッ素入りの歯磨き粉を使用して歯磨きを続けるとおおかた解消されます。

ほかには、まれに歯ぐきが痛むなどの症状があらわれることがありますが、こちらは知覚過敏ほど事例が報告されていません。

副作用のリスクを軽減するには、1日のホワイトニングの時間および回数の規定をしっかり守ることです。

特にホームホワイトニングの場合、より歯を白くしようとして、規定の回数以上にホワイトニングを行ったり、時間を大幅に延長するなど、自分なりにカスタマイズしてしまうと、副作用のリスクが高まってしまいます。

逆に、回数や時間を短くしてしまうと、ホワイトニングの効果自体が薄れてしまうので、回数や時間は医師からの指示を忠実に守り、長すぎず、短すぎず行うことが大切です。

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